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【改悪】アメックスのリワードポイントからマイルへの還元率が悪くなる

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アメックスカードで決済すると貯められるアメックス独自のポイントプログラム『メンバーシップリワード』ですが、そのリワードポイントがマイル交換の際、2017年4月から還元率を変更すると発表がありました。

サービス内容の変更と聞くと大抵良い話を耳にしませんが、どう変更されるのか。また、アメックスカードはさまざまな企業とカード提携を結んでいますが、どのアメックスカードが対象になるのか。詳しく紹介したいと思います。

 

目次

 

変更の対象となるアメックスのクレジットカード

今回、サービス変更の対象となるアメックスカードは全てのアメックスカードではありません。あくまでリワードポイントを貯められるアメックスカードとなりますので、ANAアメックスカードやSPGアメックスカードなどは対象外となります。

ですが、陸マイラーに人気のあるスカイトラベラーカードも今回の対象となってしまうので、今後所有するカードを見直さなくてはならない可能性もあります。

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もちろん、アメックスの法人カードや個人事業主カードも対象となります。

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個人事業主でアメックスカードを利用している人も多いはずです。経費など全てをアメックスカードで決済して、貯まったポイントをマイルにしている個人事業主も今回のサービス内容の変更で打撃を受けそうです。

 

リワードポイントからマイルの還元率の変更

具体的なサービス内容の変更ですが、2017年4月よりリワードポイントからマイルへ交換する際の還元率が変更となります。

 

変更内容はこちら。

【変更前】1ポイント→1マイル

【変更後】1ポイント→0.8マイル

 

従来であれば、100円で1ポイント=1マイルとわかりやすかったのですが、4月以降は100円で1ポイント=0.8マイルとなります。

そして、交換単位も4月から変更します。4月以降は1,250ポイント単位での交換となりますので、マイルは1,000マイル単位で各マイレージプログラムに加算できるといった感じになります。

 

今回の変更は、リワードポイントでマイルを貯めている人にとって、かなり深刻な話になりそうです。年間100万円ほどカード決済をして、年間1万マイルを貯めていたのに、年間8,000マイル(年間2,000マイル減)しか貯まらなくなってしまうのはかなりの痛手です。

アメックスカードでリワードポイントを貯めている陸マイラーにとって、リワードポイントの強みと言ったら、ポイントの有効期限が無いことや、航空会社15社と提携していて、必要分だけ利用したい航空会社に移行ができたことではないでしょうか。それが2017年4月以降は移行マイルが減ってしまうと、益々マイルを貯めづらくなってきたと感じてしまいます。

 

リワードポイントで移行できる航空会社一覧。

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ANAやJALなどマイルを貯めても大抵マイルの有効期限があり、中々思ったように貯まらず、利用するのに苦労するのですが、リワードポイントは有効期限が無く、確実に貯まってから好きなように使えていました。それこそ、世界三大アライアンスの「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」に属する航空会社にマイル交換ができたので、かなりの強みでもあったのです。

ですが、貯まったリワードポイントがマイルに交換する際、1ポイント0.8マイルになってしまうと、従来よりも多くのリワードポイントを貯めなくてはなりません。これではせっかくアメックスカードで決済しても、航空会社が発行するクレジットカードの方が圧倒的に有利になってしまいます。

 

ANAだけは変更がなかった

リワードポイントのサービス内容の変更で、唯一ANAへのマイル交換に関しては、変更後も1ポイント1マイルとなります。そして、交換単位も従来の1,000ポイント単位となっていますので、ANAのみですが100円1ポイント=1マイルと従来通りになります。

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ANAだけが従来通りの還元率だったとしても、アメックスカードで貯めたリワードポイントをわざわざANAにマイルを交換するくらいなら、最初からANAアメックスカードを持った方がいいです。

アメックカードで貯めたリワードポイントからANAマイルに交換する場合、年間8万マイルまでと移行できる上限が決まってしまっているため、急遽数十万マイルが必要になった場合など移行に上限がある以上、希望するマイル数を移行するには、数年かかってしまう可能性があり、旅行のタイミングを逃す危険性もあります。

 

その点を考えれば、ANAアメックスカードであれば、マイルに移行する上限はありませんし、思う存分貯めてからマイルに移行をすれば、問題なく航空券を取ることが出来るはずです。

ただ、ANAアメックスカードは移行の上限が無いことや、アメックス特有の有効期限が無いことなど、とても魅力的なサービスがある反面、ANAアメックスカードと言うだけあってANAのマイルにしか移行ができません。

ANAは予約が取りづらいとか色々問題となっていますが、ANAはスターアライアンスに加盟しているので、利用できる航空会社はANAだけではなく、加盟している航空会社にも移行したマイルで航空券を取れます。加盟している航空会社によってはANAと同じ路線を飛んでいる場合もありますし、同じ目的地でもANAよりも少ないマイル数で行くこともできます。

こうした事を踏まえると、ANAマイルだけを貯める目的であれば、アメックスカードを持ち続けるより、素直にANAアメックスカードを持った方がいいかもしれませんね。

 

リワードポイントの改悪前にどの航空会社に移行するか

せっかく貯めたリワードポイントも改悪後に移行するのは勿体無いです。旅行に行く予定がなくても改悪後20%も減ってしまうなら、改悪前に移行してしまいましょう。

では、問題はどこにマイルを移行するか?となりますが、手持ちのリワードポイント数によって考え方は変わってくるかと思います。

まず、リワードポイントが9,000ポイント未満の場合ですが、そのままリワードポイントを貯め続け航空券が発行できるポイント数までそのままアメックスカードで貯めるか、それともどこかの航空会社でマイルを貯めていたり、マイルが中途半端に残っている航空会社に移行するのがいいです。

 

9,000ポイント以上所有している場合は、ブリティッシュエアウェイズがお勧めです。

ブリティッシュエアウェイズはJALと提携をしており、JALの国内線は飛行距離で9,000、15,000、20,000マイルと必要マイル数を定めています。比較的少ないマイル数でJALの国内線を利用できるのは、ブリティッシュエアウェイズの強みですね。

 

ブリティッシュエアウェイズ以外ですと、リワードポイントをある程度所有している場合になりますが、ヴァージンアトランティックなどもお勧めです。

日本からヨーロッパまでのマイル数は、エコノミークラスで大体60,000マイル位必要となりますが、ヴァージンアトランティックは搭乗時期に関係なく、50,000マイルと比較的少なくなっています。

 

今まではあくまでお得にリワードポイントを交換する場合でお話しましたが、やはり一番無難なのは、よく乗る航空会社にリワードポイントを移行するのが一番です。

よく乗る航空会社であれば、購入して飛行機に乗った場合にマイルは貯まりますし、その足しにするのが一番です。乗る機会がない航空会社に中途半端にマイルを移行してもその後、利用できるまで貯めて行くのは大変ですしね。

 

まとめ

2017年4月からの改悪ですが、いずれマイルに移行しようと考えていた人には痛手となりそうです。ANA以外の航空会社に移行する場合、改悪後は従来より20%も移行率が下がってしまいます。それに伴って、ポイントが貯まっているのなら3月中には移行しておいた方が良さそうですね。

また、今後はどのクレジットカードでマイルを貯めていくのが一番効率が良いのかとなってきますが、やはり利用したい航空会社や利用頻度の高い航空会社のクレジットカードを所有するのが良いのかもしれません。素直に100円1マイルが無難な還元率だとするならですが。

その他で考えると、世界三大アライアンスで考えてみるのもいいかもしれませんね。3つのアライアンスはどれも特徴がありますし、この国や地域に行きたいからそのエリアに強いアライアンスで決めるのも一つの手段と言えます。

 

アメックスカードを利用し続けるのは損となってしまうサービス内容の変更ですが、今後どのようにして効率良くマイルを貯めていくのが良いのか考えさせられる年となりそうです。

 

 

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