マイレージ獲活

陸マイラーがANAのマイルを貯めていくマイレージ獲得活動ブログ

ANA陸マイラーはANAPhoneを持つべき?

ANAマイルが貯められるANAPhoneが登場しました。

ANAからマイルが貯まるスマートフォンが登場しました。名前も『ANA Phone』と、ANAのスマホとわかりやすい名前となっていますが、ANAの陸マイラーはこれを機にANAのマイルが貯められるスマホに替えるべきなのか考えてみたいと思います。

 

目次

 

契約はソフトバンク初のMVNO

ソフトバンクグループのSBパートナーズがANAPhoneを提供するそうなので、電波の問題はなさそうです。MVNOと言っても実際にはソフトバンクの回線を利用しているので、現在ソフトバンクユーザーなら支障がないはずです。ドコモやauユーザーの場合は若干電波の違いを感じるかもしれませんが、許容範囲内だと思います。

 

むしろ、気にしなくてはならないのはMVNOという存在です。MVNOは独立キャリアではないので、通話制限や通信制限の問題があります。ソフトバンクグループのMVNOとなると、ソフトバンクの設備を借り、通信環境を成り立たせるはずですので、MVNOユーザーが多かったりすると回線が込み合ってしまい、通信速度が遅くなる可能性があります。ですが、ANAPhoneの登場により、ソフトバンク初となるMVNOが誕生となりますので、出始めた頃はユーザーも多くはいないでしょうし、そこまで支障ができるとは思えません。

 

ANAPhoneの機種はこれだ!

気になるANAPhoneの機種ですが、ソニーの「Xperia XZ」のみとなるようです。スペックは5.2インチで防塵、防水にも対応していますし、ソニーのスマホとだけあってPS4のリモートプレイもできる仕様です。

Xperia XZの写真。

Xperia XZはまさにXperia最上位モデルとなるのですが、実はこのXperia XZのCPUにはスナドラ820を搭載しており、発熱問題があるのです。発熱対策はされているはずですが、スマホのアプリでゲームをやっているとスマホが60℃くらいまで発熱するという話もあるので、夏場は発熱問題で悩まされる可能性があります。

 

また、Xperia XZはデュアルSIM版がありますので、ANAPhoneのXperia XZではどうなのか気になる所でもあります。デュアルSIMの利点ですが、海外旅行に行った際、現地のプリペイドSIMをそのまま挿して利用できる所です。SIMカードが1枚しか挿せないスマホの場合、日本で利用しているSIMカードを抜き、現地のプリペイドSIMカードに挿し替える必要があります。日本で利用しているSIMカードを旅行中失くさないようにしなくてはならないですし、現地では日本のSIMカードを抜いているため、日本で使用していた携帯電話番号は利用ができません。その点、デュアルSIMであれば、わざわざ抜く必要もないので日本のSIMと現地のSIMで2枚挿しができ、ストレスなく旅行を楽しめるのです。

 

ANAPhone所有でマイルが貯まる

一番気になる所ですが、やはりANAのスマホとなるのでマイルは貯まるのかどうかですが、契約プランによってバラつきはありますが、月々で最大600マイルが貯められるシステムとなっており、さらには搭乗ボーナスまで貰えるお得な料金体制になっています。

 

プラン(スマ放題)

スマ放題のプラン表です。

プラン(スマ放題ライト)

スマ放題ライトのプラン表です。

プラン表を見てもわかるようにお得に感じてしまうANAPhoneですが、実はちょっとした落とし穴があります。それは、契約から3年目以降のプランには、月々貰えるANAマイルが大幅に減ってしまうのと、搭乗ボーナスが一切貰えなくなってしまうことです。

 

3年目以降プラン(スマ放題)

3年目以降のスマ放題のプラン表です。

3年目以降(スマ放題ライト)

3年目以降のスマ放題ライトのプラン表です。

やはり表で見てもわかりますが、3年目以降はあまりお得と感じられなくなってしまいますね。

 

ANAPhoneは2年で最大34,400マイル獲得できると謳っていますが、最大の34,400マイルを獲得したかった場合の2年間での支出は11,000円×24ヶ月=264,000円(税抜)となります。プランの中に機種代が含まれているかは不明ですので、もし含まれていなかった場合、さらに費用がかかる可能性もあります。

そして、獲得マイル数の大きい搭乗ボーナスですが、2年間でANAに5回も搭乗しなくてはなりません。5回の搭乗となると、年に2回以上は飛行機に乗る必要があります。また、搭乗に関しても特典航空券利用時は搭乗ボーナスの対象になるかも明確にはされていませんので、現金かSKYコインを使うなりして搭乗する必要があり、余計なコストがかかる可能性があります。

 

34,400マイル欲しさにANAPhoneを持つのはどうなの?

2年で最大34,400マイルのANAマイルを獲得できるANAPhone。

陸マイラーなら34,400マイルと聞いても大したマイル数に感じないかもしれません。なぜなら、ポイントサイトを利用してANAマイルを貯めているなら、簡単に貯めれられるマイル数だからです。クレジットカードの発行案件を数件やるだけで手に入るマイル数に、わざわざ高い携帯料金を払い、さらに搭乗までして34,400マイルを手に入れようと考えるでしょうか。

携帯電話の契約を他のMVNOで契約し、支出を抑えられて余ったお金で年会費のかかるダイナースなどのクレジットカードの発行案件をやったほうがよっぽど効率が良い気もします。

それに、もしANAPhoneで34,400マイル貯めても使い道に困ってしまいます。1人での旅行ならいいですが、夫婦で特典航空券を利用して海外旅行に行くには中途半端なマイル数ですし、ANAマイルには有効期限もありますので、そのまま消滅なんてことになりかねません。

 

ネガティブなことばかり載せてしまいましたが、SFC修行をこれからする人にとってはANAPhoneは良いかもしれませんね。SFC修行では、ANAに必ず搭乗しなくてはいけませんが、搭乗ボーナスで最大5回で2万マイルが獲得できる点はアリだと思います。SKYコインでSFC修行をするのなら、2万マイルはSKYコインの足しになりますのでSFC修行が若干ですが楽になります。

 

まとめ

目先のマイル数に惑わされそうになりますが、長期的な支出を考えるとANAPhoneはあまりお得に感じられません。はっきり言って、コストに対しての獲得マイル数が少ないです。わざわざANAPhoneに乗り換えてまでANAのマイルを貯めるのではなく、本当にマイルを貯めたいのなら、やはりポイントサイトを利用してマイルを貯めたほうが手っ取り早いです。

 

 

おすすめ記事